日本ではどうしてもトラックというと、いわゆる働くクルマ=荷役車的イメージしかないだろう。それをピックアップトラックと米国式に言い換えると、俄然イメージは変わってくる。シボレーだったらエルカミーノやCKシリーズ、フォードだったらFシリーズ、 あるいはダッジ・ラムあたりが頭に浮かぶ。ここに登場するのはトヨタ・タコマ。北米生産&販売されているクルマだ。アメリカでピックアップは、レジャーに使うRV的なイメージが強いわけだが、オーナー髙木サンもそういったイメージに惹かれたお方。北米生産のあるクルマを代々選んできた車歴からも、その選択の意図もわかるってもの。そう、遊ぶがためのピックアップトラックってワケなのだ。 前置きが長くなったが、岐阜県にお住いの髙木サンは、ピックアップトラックの使い方に秀でた人物だ。仕事に使うこともあれば、家族でBBQする際のミート・トランポ(肉運び・笑)としても活用するし、大好きな音楽をやるために楽器を積むこともある。

「家族でキャンプやBBQは当たり前のようにしますけど、よく楽器を積んで河原へ行きますよ。川っぺりでトラ ンペットとか練習してる人っているけど、あれと同じです。音楽を通じて嫁さんと知り合ったこともあるし、お互いの趣味を楽しむためにね」。

 何を積むかは本人次第。この日は休日を目一杯満喫するためにBBQ道具とお気に入りのドラムとギターを積んで、河原へレッツGO!

「とにかくジャムセッションが好きなんです。セッションするのは友人のバンドだったり、嫁だったり、いろいろ。い つも人の集まるところでお披露目します。自宅パーティーはもちろん、花見の会場でも(笑)。もちろん自分たちも楽しいし、みんなも喜んでくれるから」。 髙木さんの周りにはそんな音楽セッションを楽しむための、仲間が集まっ てくるという。そう、髙木家のタコマ は音楽と笑顔を積むクルマだったとい うワケだ。

 

2003 TOYOTA TACOMA

 

 ‘03年型のタコマ・ダブルキャブTRDオフロードバージョン。オーナー髙木さんはVWタイプII、EGシビックなどを乗り継いだお方で、基本、北米生産のある車種がお好み。ラグジュアリー感のある他モデルより、初代モデル。またMC後の顔が好きということで、このチョイスとなった。

このクルマのもっとも特徴的なポイントは、架装したベッドラック。友人に溶接からお願いしたワンオフもので、仕事に使う長尺ものからカヌーまで、積むことにかけては万能だ。この日はBBQ道具に加え、ギターやら趣味のアイテムを搭載。

 

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