今までとは一風変わったキャンピングカー、その名もRIW(リュウ)。プロデューサーの阪本サンは従来のキャンピングカーのスタイルに不満を抱いていた。
「キャンピングカーってラグジュアリーなデザインが多いでしょ? それだと自然と一体化していないというか、キャンプ場の空間に溶け込んでいないじゃないですか?」
非日常の環境であるフィールドに居住性や安心感を求めるのは分かる。しかし、キャンピングカーにラグジュアリーな空間は本当に必要なのだろうか? 思案し続けた阪本が生み出したRIWの根底となる考えが、ラフに使えて、汚れすらも絵になる空間、まさにフィールドとの一体化だった。
これまで発表した3作に共通していえる特筆すべき点は、車内のリビングキットに複数の用途を持たせたことと、外でも使用できる構造にしたこと。車内でダイニングスペースになっていたシートとテーブルも、屋外ではアウトドア用品として販売されているようなローテーブルとローチェアに変貌する。ひとつのものに多くの役割を与える阪本のアイデアは、日本人らしい合理性を持ったキャンピングカーとして高い評価をうけている。
「家族でキャンプに行くから、なんとか荷物を減らしたくて。あと、メンドくさがりやだから、準備と撤収の時間を少しでも減らしたかった(笑)」到着から10分ほどでセッティング完了。あっという間にみんなでくつろげるスペースが展開され、食事やソト遊びを楽しめる。堅苦しくなくラフに、それが阪本のバンライフ的美学。「常に使う人のことを考えている。それがRIWの人気に繋がっているんじゃないですかね。」とは同僚の平田サン。すでに販売された2台で培われてきた経験を詰め込んだ待望の最新作が「RIW350」。多くの人間の驚きと喜びを引き出す姿がすでに想像できてしまうのだ。

阪本サンにとってのバンライフとは

「会社に入って、今のRIWにあたる企画をやりたいって言い続けて6年間、根底にあるのは、ラフにアウトドアを楽しみたいってこと。10分やそこらで外にセットできるテーブルや椅子って楽でしょ。そこに大勢で集まって食事を楽しんだり、音楽を流したり。キャンプ場に行って雨が降ってきても、クルマの中でのんびり遊んで楽しかったらいい思い出になる。だから3台ともダイネットになるようにしてるんです。別に1人でクルマの中でのんびり音楽を聴いたっていい。ただ、クルマって家の中と同じくらい落ち着くなあ、って。そんなキャンピングカーを作りたいっていう気持ちでやってきました。クルマもひとつのキャンプ道具、それを使って遊ぶのが僕の思うバンライフです」

RIW NV200

NV200はワゴン16X-2Rがベースとなるため、4名定員の乗用登録。乗用車サイズの小ぶりなボディに関わらず、フルフラットにして2人、エレベーティングルーフに1人と計大人3人で眠ることができる。車内のテーブルや椅子を外に出して使用することで、フィールドとの一体感を感じることができる。荷物が減るのもウレシイ点。
エレベーティングルーフ内に大人2人寝転がることが可能な広々としたスペースがあり、ルーフから車内に日光の光を取り込むことができる。窓も有孔ボードを設置し、食器類をかけて収納することでオシャレと実用性を兼ね備えたスペースに。杉古材の床は汚れを気にせずに、土足でラフに乗り込むことができるため、まさにフィールドとの一体化を実現しているのだ。

BRAWNY RIW

元々は、大のアメ車好きということもあり、前職の整備士時代からヒントは海外に転がっているということはわかっていた。そのため、海外のキャンパー達からレイアウトやデザインを吸収。RIWに惚れ込んだパイロットのお客さんが勉強のためにと送ってくれた本とエールの手紙からは知識と活力をもらった。

RIW NV350

待望のRIW最新作はNV350がベースということもあり、当然キャビンが広い。さらにシートを収納することで多くのスペースを有効に使えるように設計。広い床は従来通り土足で使用可能。窓際のスペースは使いやすさを配慮し、計算され尽くした高さのコンロを設置。テーブルがコンロで埋まる心配もない。もちろんテーブルも椅子も外に持ち出せる。

 

http://www.riw.jp/

 

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